Google Developer Dayスピーカーインタビュー

昨日GDDサポーターによるスピーカーインタビューに行ってきました。本日お話を聞かせてくださったのはGoogle Maps API for Flashの丹羽さんと、OpenSocialの加藤さん。

Google Maps API for Flash

Google Maps API for Flashはざっと動作するところまでは早かったものの、完成度を上げるのに時間がかかってGDDまでにリリースできるかどうかも微妙な状態だったようです。またリリースはしたものの、今のところJavaScript APIを移植しただけの段階で、今後もしばらくは地味な拡張が続くだろうとの事でした。


ただ、Flashの突っ込んだ使い方、特に見せ方に関する部分はアメリカよりも日本の開発者が進んでいる感もあって、予想外の使い方やアイデアを出してくれることを期待されています。GMap for Flashをこの時期に出してきたのも、日本できっと受けるだろうと言う読みがあったそうです。が、うれしいことに予想を超える反応とか。発表後数日でちょっとしたドライビングゲームを公開された方もいて、本国の開発者もびっくり、というか「情報がリークしてたんじゃないか?」という話まで出たとか何とか。


アメリカの開発者は日本のブログとかもチェックしてるんですか?」と聞いてみたところ、「どうやってるのか分からないけどしてる」と。本国の方から日本の開発者に「この日本語のブログが面白いこと書いてそうなので訳してくれ」という依頼がくることもあるそう。Googleのサービスを利用して何かを作ってブログに書く時は画像とコードを多めにしておけばアメリカにいる開発者から反応があるかもしれないですね。(実際、GAEについて書いたらこのブログにもそれらしい人からコメントついたし)


GDDのセッションが実際どうなるかはまだ決まってないと思いますが、今のところ基本的な機能の紹介と、面白いサイトの紹介をすることを考えているようです。今すぐGMap4Flashで面白いもの作れば、もしかしたらスピーカーの目に留まってGDDで発表されるかもしれませんね。というか、私はそれを狙って今週末になんか作る予定。

OpenSocial

実はOpenSocialについてはほとんど何も知らないんですが、今回のGDDの柱の一つで、基調講演・セッション・コードラボ全てで取り上げられます。


セッションの内容はこれから決まるんだと思いますが、おそらく取り上げられる内容はFriendConnect、OpenID対応、RestfulAPIあたり?特にRestfulAPIは、これが広まれば携帯向けにガジェットが開発できたり、サーバーサイドでOpenSocialインターフェースで公開された情報にアクセスできたりすることから、日本の開発者からの問い合わせが多いようです。


以前全世界に占めるブログの数は日本が圧倒的という記事がどこかで公開されていたように、日本人は比較的小さなコミュニティが好きです。さらにOpenPNEなどで特定メンバー向けに小さなSNSを立ち上げる文化?もあることから、例えばこのOpenPNEOpenSocial対応したら爆発的に広まることが期待されています。


また、先に書いたようにOpenSocialはGoogler激オススメのコードラボもありますが、ちょーっとだけ注意事項があります。Googleの方の発言が面白かったのでそのまま書きますが、「ガジェットを作るのは簡単だけど、友達は簡単に作れない」ので、OpenSocialのコードラボに参加する場合は対応サービス(Orkutがオススメ)に入った上で友達申請を出しまくっておいた方がいいかもしれません。

その他

  • もう発表されたんでしょうか?Androidのコードラボが追加される可能性99%だそうです。されなかったら腹を切るって言ってました
  • コードラボは公表ならGDD終了後も続けて行いたい
  • 参加者にはなんらかのノベルティが配られる予定だけど、全員に行き渡るかどうかは不明