シングルモルト余市1988テイスティングイベントに参加しました

http://agilemedia.jp/blog/2008/11/11181988.html

ブロガーイベントに参加するだなんて、まるで一端のブロガーみたいだ。

ちなみにこのイベントに申し込んだ理由は世界に冠たるシングルモルト余市をどうしても飲んでみたかったから、とかではもちろんなく、こういうのって当選確率どのくらいのもんなんだろ、と思って何も考えずにフォーム入力しただけ。一言でいえば別に理由なんてない。さらに正直に白状すれば私はウイスキーほとんど飲めない。正直すまんと思ってる。

とりあえずイベントに参加しての結論を先に書くと

これに尽きる。ごめん、ウイスキーの味とかホントわからない。市場単価2万円のウイスキー飲んどいてそれはないだろうと言う意見もあろうけど、分からんもんは分からん。次回以降はちゃんとイベント内容を見て自重する。ホントごめん。

とはいえ、一応ごちそうしてもらった恩というものがあるので、以下飲んだ感想など。

まず最初の試飲は小手試しの?シングルモルト余市12年。口に入れた瞬間むせた。さらに刺激臭が口内から目に抜けて涙出た。一口目にして自分が間違ったところに来たことを確信。チーフブレンダーの方が壇上で飲み方とか目指した味とか解説してくれてるんだけど、ただもう申し訳ないとしか。ちょっとずつ水で薄めておつまみと合わせて最後までがんばったけど、そもそも「がんばる」という飲み方が明らかに間違い。

で、次が本番のシングルモルト余市1988。グラスの上に乗っかってるフタをとって色と香りを確認。色も香りもさっきのよりは濃いような気がする。ということで次はおそるおそる口へ。で、これが驚いたことに飲みやすかった。とりあえずむせなかった。うまいまずいは分からんので聞くな。ちなみに第二部で別のウイスキーも試したんだけど、そっちはむせた。2杯目だからむせなかったわけじゃないみたい。ブレンダーの方曰く、1988はいきなり来るんじゃなくて時間をかけてやんわり開くような味を作った(正確な表現は覚えてません)そうだけど、これがそういうことなんだろうか。

あと、1988もちょっとずつ水を足しながら試したんだけど、どうしてかストレートが一番飲みやすかった。ちょっとだけ水を足すと逆にむせそうになったし、あんまり足すと味がいまいち物足りない。あ、この1988はブレンダーの方の言葉に従ってチョコレートに合わせて飲んでたので結構余裕ありました。1988とビターなチョコレートの組み合わせならちびちび飲むのもありかも。まぁ、そもそも自分は晩酌とかしないけどな。

ということで、ちょっとネガティブなことも書いたけど、混ぜたり水を足したりしながら香りや味の変化を試して丁寧にお酒を飲むようなことはいままでしたことがなかったし、今回のようなことがなければこれからもしなかったと思う。あと1988が私にとって明らかに他より飲みやすかったのも確か。おもしろい機会を与えていただいたニッカウヰスキーの方達やAMNのみなさんに感謝します。ありがとうございました。


懇親会会場。ウイスキー好きには楽しい空間だったはず。私はむしろ食いに専念した。

以下おまけ。眠いので全部箇条書きかつ順不同

  • ニッカは大日本果汁株式会社の略(ウイスキーは完成に時間がかかるので最初の数年はジュースを売って凌いだ)
  • ウィスキーは仕込み3週間で、あとは全部熟成。なので樽で味が決まる
  • シェリー酒を仕込んでた樽とかバーボンを仕込んでた樽とかでウィスキーを熟成してブレンドに使ったりする
  • 蒸留に石炭直火を使ってる蒸留所は、現存するのは世界でもおそらく余市だけ。本場スコットランドでも3-4年前に全滅
  • サントリーウイスキーの初代責任者はニッカウイスキーの創業者
  • ニッカウイスキー創業者は竹鶴酒造の三男
  • 1988の原酒は全部使っちゃったので、1987みたいに特別版が出ることはない
  • 1988のテーマは剛(漢字違うかも)。曖昧なイメージを元に味を作っていくのはおもしろい。というか「味を組み立てる」という発想自体がおもしろい
  • ブレンダーさんは狙った味を大きく外すことはない。と言ってた

*1:お土産に本をもらったので多分あとで書く