欧米の人は空気を読めないのではなく空気を読んではいけないと思ってるんじゃないか

と何の脈絡もなく思った。


いや、意識的に読んではいけないと考えているかどうかは分からないんだけど、子供のころから「人の話は最後まで聞きなさい」と躾けられてて、人の考えを先読みしすぎることになんとなく罪悪感みたいなものがあるんじゃないかと、これまたなんとなく思った。


あまり日本語がうまくない外国人と話してて、相手が言葉に詰まると日本人はわりと即座に(場合によっては言葉に詰まる前に)「いいたいのはこういうこと?それともああいうこと?」って聞き始めちゃうんだけど、英語圏の人はそこら辺の懐が深いって言うか、相手が言葉に詰まると結構な時間、自分で言葉を見つけるのを待ってくれた。


英会話の授業とかで反応に間があくとなんとなく急かされてる気がして耐えられなくて「I'm not sure」とか「I have no idea」とか逃げちゃいがちだけど、たぶん相手はその間をそれほどには気にしてないのでじっくり時間をかけて言葉を見つければいいと思う。


閑話休題


それで、なかなか相手の側から内容を想像して聞き出してくれないからといって、全く想像できてないわけではなく、とにかくこちらが文を終わらせれば、今度はきちんと行間読んで反応を返してくれる。なんか、たとえ間がものすごく空いても文の途中で相手の話を止めて自分が話し始めるのをよくないことだと考えてるみたい。というか、確かによくないよね。


いろんな文化圏・いろんな宗教の人が集まってるだけあって、そもそも相手の考えを深いレベルまで想像できると考えること自体、驕ってるというか、とにかくあまりよくないと感じてそうだと思った。


特に結論はなし。
最近自転車で通勤してるので、漕ぎながらいろいろどうでもいいことを考えられてよいです。