東京五美術大学連合 卒業・修了制作展

同じプロジェクトチームのデザイナさんの卒業制作が出展されてると言うことで同僚と一緒に見てきた。正直、ちょっとしたお付き合いだけのつもりだったんだけど、予想以上に面白く、これは行って正解。


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最初はデザイナさんの作品を見たらあとはざっと回って掛かっても1時間ちょっとだろとか思ってたのに結局2時間半くらいは見て回ったか。午後から作業するつもりだったので後半ほんとに駆け足になったけど、時間に余裕があればもうすこしゆっくり見てもよかったかも。


なにが面白いって、とにかくいろんな作品がいっぺんにみれるのが面白い。隣で横山大観展もやってたんだけど、いくら大家って言っても(素人目には)同じような日本画ばっかり並んでるとさすがに飽きる、はず。いや見てないけど。その点、卒業制作展は日本画も洋画も彫像も塑像も映像作品もなんかよく分からない現代美術も集まってるので見てて飽きない。


ものによっては結構な遊び心もあって、たいへんなんだろうけど楽しんで作ってるんだろうなーと思うと、うらやましくなったりもした。


ものすごい大きな絵を描いてる人もたくさんいるんだけど、卒業して会社に入っちゃうとこういう大きな絵を描く場所も時間も機会もなくなるんだろうなとか、何人かはそれを自覚してて最後の作品のつもりなんだろうなとか思ってみると、「ワタシ達が決められない終わり」なんてタイトルだけでも泣ける。いや、実際どういうつもりで描いてるのかは知らんが。


そういう想像の余地がありまくるところも含めて卒業制作展はとてもおもしろかった。機会があればまたみたいかも。


会社に戻ってデザイナさんに「(デザイナさんの作品が)ちょっとインディアンっぽかったですね」と言ったら「あ、わかります?」ってお返事。なんかうれしい。