伊勢うどんを理解した
伊勢うどんは普通のうどんだと思って食べるとぶっちゃけ単なる・・・というか、究極の「伸びきったうどん」で、私の郷里である讃岐の店で出したら店の客全員が雄山化しかねない危険なしろものです。
あまりにも有り得なかったのでちょっと真面目に考えました。「なんで伊勢ではこれがアリなんだろう」と。で、結論。
「伊勢うどんはうどんのおかゆ」
そう考えれば昨日のあれも悪くはなかった気がしてくる不思議。出汁の効いたトロミのある餡が掛かってるのもおかゆと考えれば納得。美味しいよね、餡かけのおかゆ。
つまり、かつてははるばる山を越えてお伊勢さん参りに来た旅人の疲れを癒すため、少しでも消化の良いものをという気遣いで提供されていたものなんです。
「遠路はるばるよー来んさった。お伊勢さんの前にまぁ一息着いて行きんさい」(方言適当)とかってばーちゃんに差し出されて
「何ちゅうもんを食わせてくれたんや」みたいな。まぁ全部妄想だけど。なんか納得できたので私の中ではこれが結論。