Google I/Oに合わせてGoogle Waveにいくつかの変更がありました
まず、開発者に限らずすべての人に関係のある大きな発表として
Google Waveは一般公開され、誰でもアクセスできるようになりました。
たぶんGoogleアカウントでそのまま入れます。一部の人としかやりとりできないという理由で使用を控えていた人はこの機会に是非使ってみてください。
さらに一般向けの変更として
Google WaveはGoogle Appsの一員になりました。
Apps管理者はGoogle Waveを追加して、AppsのドメインでGoogle Waveを利用できるようになります。Google Waveは意外と業務に使い易いサービスなのでAppsを使用している人は管理者にお願いして追加してもらうとどうでしょう。
以下は開発者向けの機能追加です。
- [サンドボックスのみ] 添付ファイルを扱うためのAPIが追加されました。ファイルを添付したり、内容を読み取ったり、書き換えたりできます。詳細についてはドキュメントを参照してください。
- [サンドボックスのみ] Google App Engine以外のサーバーでWaveロボットを動かすことができます。ロボットサーバーはWaveサーバーからJSONを受け取って、JSON-RPCでWaveへの処理を返しているだけです。公式に公開されているライブラリはPython版とJava版だけですが、近いうちにGo版も出てきそうな気配でした。もちろんロボットプロトコルを自分で実装して好きな言語でロボットを実装することも可能です。詳細についてはドキュメントを参照してください。
- [サンドボックスのみ] ロボットプロトコルを利用してwaveのデータを読み取ったり、書き込んだりできるData APIが追加されました。これによりあるユーザーのInboxを検索して書き換えるようなWebアプリを構築できます。詳細についてはドキュメントを参照してください。
- 詳細についてはドキュメントを参照してください。
- インストーラーにフックとアクションが追加されています。これまでインストーラーは機能がかなり貧弱で使い勝手が微妙でしたが、例えば今回されたRexexフックを使うと本文中に指定した正規表現に合致する文字列が現れたときに処理を起動することができたりするようです。詳細についてはドキュメントを参照してください。
- [もうすぐ] これまでWaveの実験実装であるFedOneには非常に単純なコンソールクライアントしか用意されていませんでしたが、もう少し実際の使用に即した高機能なクライアントが公開されるようです。まだ詳細は不明ですが次のIssueをちゃんと読めばわかるのかもしれません。私は読んでません。