四季って日本人のメンタリティにかなり影響あるね
年の暮れにまたどうでもいいこと考えた。
別にネガティブな意図はないんだけど、日本人ってどうにも心の底から今を楽しめないようなところがある。考えてみれば鎌倉時代から諸行無常とか言い続けてるわけだし。で、これって四季があるせいだと思うんだけどどうだろ。
というか要はまぁ冬があるせいだな。春夏秋とそれなり楽しく過ごしてても、結局心の奥底では冬を心配してなきゃ駄目なんだもん。しかも一番の収穫時期である秋は冬の直前*1。そんなサイクルを何千年も続けてたらそりゃ「何か手に入ったらとりあえず貯めとけ」っていう性癖にもなるわ。
インド・タイ・インドネシアみたいに常夏なら年中どっかで果物なってるわけだから貯蓄なんて心配せずに楽しくやってりゃいいだろうし、ロシアやらイギリスやら常に気候が悪いとか土壌が枯れてるとかでそもそも貯蓄するような余裕もないなら開き直って常に楽しむこともできる。
イギリスなんて給料入ったら後先考えずに速攻使っちゃう質だから、月給だと月末まで生活できないやつ続出するので、給料は週ごとに払われるって話だし。
あとあと、生き物のテリトリーって言うのは、単位面積辺りで養えるその生き物の数に影響を受けるって話があるんだけど、四季があるせいで日本ではその辺の距離感が妙に掴みづらい。
南国なら空からがんがんエネルギーが降ってきてそれを植物がどんどん摂取可能な形に変換してくれるから、常にべたべたした距離感で大丈夫だし、年中寒いとこなら常に距離とってなきゃ共倒れだからプライバシーも重視されるだろう。
でも日本はその辺が安定しない。夏の距離感で冬も迫ってこられたら気色悪くてしょうがない。空気読めよ。
ただ幸いなことに日本には四季があって、みんなそのリズムで生活してるからちょっと考えれば相手がどういう状況でどういう距離感を求めてるか分かる。自然には逆らえないしな。これが常夏・常冬の国だったらみんな自分のリズムで生活しちゃってて想像だけで補うのはちょっと苦しい。
ということで、日本人の
- なんかハッピーに浸りきれない気質
- 貯蓄傾向
- どちらまでー、ちょっとそこまでー、的な精神的に微妙な間合い
- 空気読み
は全部四季の存在の影響を受けてるんじゃないかと思ったりした。
せっかくの思いつきなので忘れないうちにメモメモ。
*1:もちろん秋が収穫時期なのは偶然じゃなくて、春夏秋で精一杯溜め込んだ栄養を種子に残して、種子の状態で冬を越えるのが植物から見ると有利だからなんだけど