例えばデバイスが蛇口ならば、情報はクラウドになって雨を降らそう
少し前の話になるんだけど、Japan Innovation Leaders SummitでMITの石井教授の話を聞いてきた。全編通してとても面白い話だったので是非リンク先の動画を見て欲しいと思う。それで、その講演の中で出てきた「デバイスは蛇口」という例えに特に思うところがあったので忘れる前にメモ。
もう完全にバズワードになっちゃって、本当はどういう意味かとかそういうのどうでもよくなってる「クラウド」という単語がある。近頃はネットワークの向こうに普段使いの情報を貯めておけばそれだけでクラウドと呼ばれることも多いようだ。
もうね、アホかと。クラウドというのは電子の雲みたいなもので、いったん情報を投げ込んだら存在がインフラの中に溶け出してしまい、実際に情報が要求されて収縮するまではその情報がどこにあるかすら分からない、そこまでインフラが抽象化されてこそのものだろうと、最初にGoogle AppEngineのDataStore(BigTable)でクラウドに触れた自分は何となくそんなことを思ってた。
「思ってた」と過去形なのは石井教授の話を聞いて「もうグローバルなサーバー上にデータ置けばクラウドと呼んでいいじゃないか」と思うようになったから。もちろんそれは「どうせお前ら俺たちが何言ってもWikipediaのことWikiって呼ぶんだろ」みたいな諦めも半分あるんだけども。
なんで考えが変わったかというと石井教授の言う「デバイスは蛇口」というのと、そういう意味でのクラウドが上手くマッチすると思ったから。
情報が水で、デバイスが蛇口で、ネットワークインフラが水道管だとして、そこに流れ込む水を生み出すのが雲。企業や役所内のDBは我々の手元に流れてくることのない死蔵された情報の海かな。海を照らして雲にしようとしてる太陽がGoogleやAmazon、っていうのは流石に信者っぽくてキモイか。まぁとにかく海の水も太陽に照らされれば雲になって雨が降り、いずれ蛇口から我々のところに届く。
そういう捉え方でクラウドって言うのはおもしろいかなと思った次第。
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まぁ要するに何が言いたいかというと、こういうこと。
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