Gainer事始め
注文してたセンサーやら何やらが届いたのでさっそくGainerで遊んでみた。誤算だったのは、組み立て済みGainerを買ったので半田付け不要だと思い込んでたら、Gainerをブレッドボードに差し込む足の部分(なんて呼ぶのかは知らない)だけはまだ組み立てられてなくて、自分で付けないと駄目だったこと。仕方ないので会社行って作業した。半田付けって何十年ぶりだろ。
Gainerを買ってからこっち何を作るかかなり悩んだわりに全然いいアイデアが出ない。悩むよりとりあえずなんか作ろうと、なんとなく使いでがありそうな加速度センサーを購入。ただ、注文後に指摘されて気付いたんだけど、開発に使ってるThinkPadって加速度センサーついてるし、来週か再来週届くと信じてるChumbyにもたしか加速度センサーついてる。そんなに加速度ばっかりセンシングしてどうするんだよ・・・orz
それはそれとして、とにかく配線完了。Gainer本の例08「加速度センサーをつなぐ」のとおり。所要時間は半田付けを除けば15分くらいか。ジャンパ線差し込むだけだし。そういえばGrand側に黒い線使った方がいいんだっけ??まぁ、ちゃんと繋がってればいいや。
で、その加速度センサー使ってとりあえず傾けた方に円が移動するのを作った後、それを改造してアナログ版Snakeっぽいものを作ってみた。
あんまり意味ないけど、カーソルキーで動くようにしたものがこちらに。大きい円が餌で、灰色の円が頭。頭を餌にぶつけると体が伸びる。カーソルキーで基盤の傾きにあたる値を増減してるんだけど何度も押さないと期待する方向に動かないので注意。
コードのほうはGainer本と違ってAS3を使用。最新のFlashライブラリにはちゃんとactionscript3というディレクトリがあるので安心。AS2と違うのはonEnterFrameの代わりにflash.utils.Timerを使うことくらいだと思う。actionscript3ディレクトリ内にあるdemo.asを見ながらやればそんなに困らなかった。
ただ、一つ大きくはまったのがライブラリがFireFoxじゃ正しく動作しなかったこと。配線見直したり半田付けやり直したりとやたらはまったのにブラウザをIEに変えたらあっさり動いたのはうれしかった反面ちょっとまいった。ハードウェアが絡むとデバッグの仕方がさっぱり分からんなぁ・・・。
Gainer絡みのソースは以下。結構短いと思う。あとはSnakeっていうクラスでBox2D使っていろいろ動きを処理してる。が、そっちはGainerと関係ないので省略。
package { import flash.display.MovieClip; import flash.display.Sprite; import flash.display.StageAlign; import flash.events.Event; import flash.events.TimerEvent; import flash.utils.Timer; import gainer.Gainer; import Snake; public class SnakeMain extends MovieClip { public var sprite:Sprite; public var gio:Gainer; public var snake:Snake; public function SnakeMain() { stage.align = StageAlign.TOP_LEFT; addEventListener(Event.ENTER_FRAME, update, false, 0, true); // Gainerを初期化 gio = new Gainer('localhost', 2000, Gainer.MODE1, true); gio.onReady = initBeginInput; // 初期化用の関数設定 sprite = new Sprite(); addChild(sprite); snake = new Snake(sprite); } // センサーの値を定期的に取得するためのTimerを設定する private function initBeginInput():void { gio.beginAnalogInput(); // アナログデータ取得開始 var timer:flash.utils.Timer = new flash.utils.Timer(200); timer.addEventListener(TimerEvent.TIMER, processInput); timer.start(); } // センサーの値を取得して蛇の移動する方向を変更する private function processInput(evt:TimerEvent):void { gio.endAnalogInput(); // アナログデータをPCに取り込み var scale:int = 5; var xIn:Number = (gio.analogInput[0] - 129) * scale; // gio.analogInput[0]にx軸の傾きが入ってる var yIn:Number = (129 - gio.analogInput[1]) * scale; snake.setGravity(xIn, yIn); gio.beginAnalogInput(); // アナログデータ取得再開 } public function update(e:Event):void { sprite.graphics.clear(); snake.update(); } } }
まだサンプルに毛が生えた程度のものしか動かしてないけど、キーボードともマウスとも違うインターフェースでPCが操作できるのは感動。ただ入力にGainerを使うと遊べるのが自分一人なので、次回できれば出力側をGainerにして、ネット経由でユーザが遊べるような何かを作ってみたいところ。